子供のころ、お正月が終わって冬休み頃だったかな、楽しみがありました。

和菓子などあんこ系のものが好きだったので、おしるこ大好きだったんです。
だったというか、今でも好きなんですけど(笑)

お汁粉の中でも、お正月明けの鏡餅で作ったおしるこは、なんだか特別な気がしていていました。
母が作るおしるこが待ち遠しく思っていた記憶があります。
誰が作っても同じだと思いますが(笑)

osiruko

そもそも鏡開きしないと食べられないですからね。
『まだ~、まだ~』と聞いていた気がします。

うちの母親は細かいこと気にしない人なので、何度もせがめば作ってくれましたが、本当は鏡開きをする日って決まっているんです ( ̄◇ ̄;)マジ

しかも鏡開きのやり方にも決まりが・・・

あなたはうちの母親みたいに、真空パックに入っているからって『ザクッ!』って、包丁で切っていませんか?

実際そうなってしまうかも知れませんが、それ、ダメなんです (|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!

ということで、今回は鏡開きはいつやるのかということとやり方などについてお伝えしたいと思います v(≧∇≦)v イェェ~イ♪


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鏡開きをやる時期と地域の違い

鏡開きはこどもがせがめばやって良い、ということはないんですね、本当は(笑)
まず鏡開きをいつやるのかズバリ説明します ( ̄ー ̄)ニヤリ

鏡開きは松の内に関係している

鏡開きは一般的に1月11日にやります。
これはお正月飾りを飾っておく松の内に関係しています。

松の内とは、一般的には12月13日~1月7日までで、門松やしめ縄など正月飾りを飾る期間のことです。
ちなみに、正月飾りは12月28日に出しますが、13日以降なら早めに出しても大丈夫です^^

松の内は1月7日までですが、鏡餅は神様へのお供えで、神様が宿っているとも言われているので、飾りを出している間に下げることができません。

ということで、松の内が終わった後の11日に鏡開きをやる、ということになっているんです (* ̄ρ ̄)”ほほぅ…

鏡開きの地域特性

鏡開きは一般的に1月11日ですが、地域によって違うんです。
代表的なもので言えば、関東は1月11日ですが、関西は1月20日

ちなみに京都は1月4日です (´・∀・‘)ヘー

現在一般的な鏡開きは1月11日となっていますが、元々は1月20日でした。
それがある有名な人物の影響で変わってしまったんです (; ̄Д ̄)ナニ?

現在は1月7日までとなっている松の内は、元々1月15日まででした ( ̄∧ ̄)ウンウン・・
そのため、松の内が明けた1月20日に鏡開きが行われていました。

それが江戸時代、徳川3代将軍家光が、1651年4月20日に亡くなったことで変わってしまいました。

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『月命日の20日に鏡開きを行うとは縁起が悪い!』

ということで、幕府からの御触れ一つで鏡開きが1月20日から11日へ変更され、松の内も1月15日日までだったものを1月7日までに変えられたんです ( ̄◇ ̄;)マジ

なので、一般的にはここで鏡開きも1月20日から1月11日へ変更されているはずなんですが、関西などは江戸からの御触れがいきわたっていなく、20日のままになってしまったようですね。

京都は、江戸の事情や松の内に関係なく、独自にお正月の三が日が終わった後すぐに行う習慣があったため、4日に鏡開きを行います。

こんな事情から、地域によって鏡開きの時期は違うので、わからない場合は神社などで確認するといいですね^^


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鏡開きのやり方

鏡開きをいつやるのかわかったら、次はやり方です。
これは、びっくりしました。

私が子供のころは、母の実家ではおもちをついていたので、自家製の鏡餅でしたが、我が家は真空パックの鏡餅です。
空けるときに包丁を使い、そのまま『ザクッ!!!』って切っていたんですね。

私にとってはそれが普通でした。
でもこれ、ダメなんです (|||ノ`□´)ノエエエエェェェェー!!

包丁で切ってしまうのは、『腹を切る』という事を連想させるため、縁起が悪いとされていました。
それに、神様が宿っているとも言われているので、神様に刃物を向けることは失礼になります。

だから鏡開きで刃物を使うのはご法度だったんです (*>▽<)o キャー♪

昔は木槌で割っていましたが、真空パックの鏡餅は固くて無理ですよね^^;

その場合は、レンジでチンすると柔らかくなるので、レンチンしてから手で割るようにします。
超熱いんでやけどに注意ですね(笑)

それにしても無知って恐ろしいですね。
結婚して、子供が生まれるまで30年間全くそんなこと知りませんでした^^;

鏡開きにもマナーがあったので、ここでしっかり覚えておきましょう^^

最後に

鏡開きは本来1月11日なので、会社も学校も始まってますよね。
でも、実家では細かいことを気にしていなかったので、冬休み中にガッツリ食べていた記憶があります(笑)

平日になった場合はなかなか難しいかもしれませんが、伝統は守っていきたいですね^^

そして鏡開きの後は、おしるこかお雑煮だと思います。
私は味が薄いお雑煮より、圧倒的にあま~いおしるこ派です (* ̄^ ̄)エッヘン

なのに、たまに、せっかくの鏡開きのもちを雑煮にされた時のショックと言ったら・・・

まぁどんな形にせよ、鏡開きのおもちを食べるということは、1年の無病息災をお祈りすることなんです。

いただくことに意味がありますので、是非家族で鏡開きをしてみてください^^