マイコプラズマ肺炎と言えば、かつてオリンピック病と呼ばれるなど4年に1度なぜかはやるという病気でした。
こち亀に出てくる『日暮熟睡男(ひぐらしねるお)』を思い出すのは私だけでしょうか?(笑)


ですが、最近は変化してきているようで、局地的に流行るという傾向もあるようです。




マイコプラズマ肺炎という病名は、流行するとニュースにも出てくるので、あなたの子どもの具合が悪いとマイコプラズマ肺炎か?と心配をしますよね^^;


実際、私がやっている子どもの体操教室でも、一人がマイコプラズマ肺炎でお休みすると、間隔をあけて何人もお休みが続くこともありました。


ということで今回はマイコプラズマ肺炎の症状と子供の熱などについてご紹介していきます。



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マイコプラズマ肺炎とは?

はじめにマイコプラズマ肺炎について説明していきます。

マイコプラズマ肺炎は肺炎マイコプラズマという細菌が原因菌として発症する病気で、よくあるウイルス性ではないんです。

幼児から30代までがかかりやすい病気と言われていますので、大人も感染するケースも当然有ります。
その中でも、厚生労働省によると一番感染しやすい年代は6歳~12歳となっています。

やはりお子さんがいる場合は、注意しなければならない感染症の一つと言えます。

さらに、閉鎖的な空間で小集団の中で流行っていく病気なので、周囲に感染者が出たら、保育園や幼稚園、小学校などでは警戒が必要になってきます。

潜伏期間も2週間~3週間と長いので、感染者が出た場合知らぬ間に感染が広がっていることもあります。

地域で感染者が出た場合は、特にお子さんは注意が必要ですね。

マイコプラズマ肺炎の子どもの症状

マイコプラズマ肺炎の子供の症状について説明していきます。

子どもの症状


  • 乾いたしつこい咳
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 頭痛

初期症状は咳が伴う熱が出てくるため風邪と思われがちです。

熱がなかなか下がらずに、だんだん咳がひどくなって、1週間程度で熱は下がっても咳だけはしつこく続くのが特徴です。
咳はひどい場合1カ月以上続くこともあるので、百日咳と思われることもあるようです。

ただ、子どもの場合は、咳はひどくても、症状が軽い場合も多く、

『子供がマイコプラズマ肺炎になってしまったので今日のお教室はお休みさせていただきます。』

と、保護者の方から連絡頂いた際に

『本人は物凄く元気なんですけど・・・』

と付け加える方も少なくなかったです(笑)

まれに、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症になる可能性もあるため、注意は必要です。

マイコプラズマ肺炎は熱がない場合もあるか?

咳はほぼすべての感染者で症状は出てきます。

熱も、先ほどの体操教室のお子さんのように、なぜか元気という場合もあります。

ただ、発熱は一日中高熱が続くことはあまりなく、夜だけ39度まで上がるなど、上がったり下がったりと繰り返す場合があります。
昼間元気でも夜になると咳もひどくなり、熱も跳ね上がるケースもありますので、日中元気だからと言って油断しないでください。

大人の場合は、頑固な咳は出るものの、熱はそれほど上がらない場合もあり微熱が続くということもあります。
マイコプラズマの咳の特徴は、頑固で痰の絡まない乾いているものなので、この咳と微熱が続いた場合は風邪ではなくマイコプラズマ肺炎の疑いがあります。


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マイコプラズマ肺炎の治療法

マイコプラズマ肺炎の難しい診断

マイコプラズマ肺炎の診断は難しいようです。

発症初期段階では聴診器による診断は難しく、症状から風邪と診断されることが多くあります。

診察後に、薬を飲んでいると治らないけど症状は悪化しない、ただ咳はひどく出る、という感じだと思います。

『咳がひどくて、熱も続き、聴診器での以上は見られない』ということになって初めて、マイコプラズマ肺炎の疑いをかけられます。

ただ、血液検査での判断は、白血球の数や炎症や感染症の指標となるCRP数値を観ますが、白血球はほぼ正常値のままで、CRP値も変化は微々たるものなので、風邪との違いを見つけることは非常に難しいと言われています。

正確に判断するには、血液検査を発症後すぐと、2週間くらい経って症状が軽くなってきた回復期の2回行ない、マイコプラズマ肺炎に対する抗体の数の変化をみないと、正確に判断できないと言います。

まぁ、普通治ってきたらもう一度病院に行って血液検査なんてしないので、実際には分からないことも多いと言います。

こんなこともあり、疑いをかけられても、なかなかマイコプラズマ肺炎と断定するには苦労するのが現実のようですね^^;



マイコプラズマ肺炎と抗生物質

マイコプラズマは細胞壁を持たないため、ペニシリンやセフェムといった、通常使用される抗生物質が有効ではないんです。
市販薬を飲ませたり、かかりつけ医で風邪と診断され、処方された抗生物質を飲むと思いますが、マイコプラズマ肺炎だったら全く効果がないんです。

ココで初めて、前述のようにマイコプラズマ肺炎を疑う、ということになります Σ(=゜ω゜=;) マジ!?

初期での診断も難しく、風邪と症状が似ているため、抗生物質の使用には柔軟に対応していくことが求められているようです。
そう考えると、最近のお医者さんは大変ですね^^;

マイコプラズマ肺炎に有効な抗生物質は、マクロライド系とされ基本的にはこちらを処方されると思います。
これまではほぼこれで大丈夫だと言われていましたが、最近では効かないケースも多くみられるようになってきました。

マクロライド系を飲んで2~3日しても効かない場合には、テトラサイクリン系の抗生物質を使い対応していきます。

ただ、風邪と思って市販薬や一般的な抗生物質を飲み続け、治ってきて結果的にマイコプラズマ肺炎だったというケースも多く、数日から1週間を自宅で静養していれば回復してきます。

咳だけは、その後もしばらく続くことも有りますが、加湿しながら体力が回復するように努めればいいと思います。

まとめ

マイコプラズマ肺炎は、風邪との判別がしにくい病気で、最後まで気が付かなかったという事も多くあります。

その為難しい治療になりますが、多くは安静にしていれば1週間程度で回復してきます。

慌てず、しっかりお子さんをみてあげましょう。

周囲ではやり始めたら、マスクや手洗いうがいなど予防をしっかりしておくことの方が重要かもしれませんね^^