暑い季節は『熱中症になるから』、寒い季節は『風邪をひくから』と、最近の子供たちは外で遊ぶ機会が減ってきた気がしませんか?
それでなくとも、親の世代から比べると格段にゲームがあふれてきていますからね。

私が子供の頃なんて、外で遊ぶしかやることなかったので、毎日どこかの広場に集合して遊んでましたけどね。
現状ではなかなかそうもいかないようです。

外遊びには、自然の移り変わりを感じ取る力を育てたり、転んだ時に手をつくなどの運動能力の強化、知らない子とも仲良く遊ぶコミュニケーション能力が鍛えられるなどのメリットがあります。

ゲームや塾などの勉強も良いですが、時には外で大声を上げたり全力疾走したりと、親子ともども運動する機会を設けると意外な発見があるかもしれませんね。
ということで今回は子供の外遊びの種類をいくつかご紹介させていただきます。
私が息子とよく遊んだ、変わったあんな遊びもチョイチョイ混ぜていきたいと思います(笑)


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道具を使わない小さい子用の外遊び

まず、外遊びは大きく分けて2つあります。

1つは道具を使わないで、自分たちの感覚を使って遊ぶ遊び方
もう1つは道具を使って、競争したり協力したりして遊ぶ遊び方です。

最初に道具を使わない遊びで、未就学児のお子さん向けのものからご紹介していきますね。
懐かしい遊びもあるので、あなたの子供の頃にやった遊びを思い出していってください^^

大根ほり、カブぬき

ローカルルールは地域の特徴が出てきますね。
地域によって名称違いやローカルルールが存在しますが、基本的な遊び方はいっしょです。

まず、鬼を1人決めます。
子たちは地面に円を描き、中心に背中を向けて足を伸ばして座り、お互いに腕を組みます。
押しくらまんじゅうのような形で地面に座ったものと考えるとイメージしやすいですね。

円は足を伸ばした外周よりも少し大きいくらいが良いかなと思います。
鬼は、縁の外から大根に見立てた子の足を持って引っ張ります。
円の外まで引っ張り出されたら、引っ張られた子も鬼になり、最後まで引っ張られずに残った人が勝ちとなります。

花いちもんめ

鬼ごっこ・かくれんぼと並んで、体育館などでも行われる伝統的な遊びが花いちもんめやかごめかごめですよね。
小学校の低学年の時には、体育の授業でもやった気がします。

花いちもんめは、遊ぶ子を2チームに分けて、一列に手を繋いで向かい合います。
そして代表者がじゃんけんをし、勝ったほうから始めます。

自分方が歌っている時は前に進み、相手方が歌っている時は後ろに下がります。

———–歌の歌詞—————–
♪『勝って嬉しい花いちもんめ』『負けて悔しい花いちもんめ』
『あの子が欲しい』『あの子じゃわからん』
『この子が欲しい』『この子じゃわからん』
『相談しよう』『そうしよう』♪
—————————————

お互いに輪になり、誰をもらうか相談します。
『決まった』『決まった』
『〇〇ちゃんがほしい』『△△くんが欲しい』

呼ばれた子が前に出てじゃんけんをし、勝った方は負けたほうの子をもらい、最初の歌に戻ります。

こうして人数が増えたり減ったりする遊びですが、勝ち負けはないので、飽きるまで続けることができます^^
ただ、最後まで名前を呼んでもらえなくて、いじける子が出ないように気を付けてくださいね(笑)


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反対信号・嘘つき司令官、命令

反射神経が鍛えられるかもしれないですv( ̄ー ̄)v
鬼の言ったことに反射的に反応するタイプの遊びです。

反対信号は嘘つき司令官とも呼ばれている遊びで、鬼を中心に、子が鬼の周囲を歩きながら行います。
鬼が言ったことの反対の行動をするもので、例えば鬼が『右手を下げて』と言ったら『右手を上げる』『走って』と言ったら『止まる』といった感じです。

命令はその場に立ったまま、鬼が『命令、〇〇して』と言った時だけ反応し、『命令』と言わないときは反応しないという遊びです。
瞬発力・反射神経が試されますね(笑)

間違えた子は負けとなりますが、その子を次の鬼にする、最後の1人になるまでゲームを続行するなど年齢に応じたルール追加もあるようですね。

探検隊

完全に我が家の遊びですが、幼稚園や保育園のお子さんと外で遊ぶにはおすすめです。
大きい公園があればベストですが、雑木林や小さい児童公園でも小さいお子さんなら十分かもしれません。

とにかく公園(林でも)を探検します。
毎日通っているような公園でも『探検するよ!』というと、見える景色が違ってきます。
なんでかそんな感じになるんです。

探検して何をするかというと、なんでもいいので探してください。
木の実でもいいし、キレイな落ち葉でも、なぜか砂場に交じっている貝殻でもいいし、虫でもトカゲでもなんでもいいんです。

あっ、男の子はBB弾とセミの抜け殻が大好きですね(笑)
1つ見つけると、結構な数が周りに落ちているので、ひたすら拾い続けますよ(笑)

何かを探そうと思って公園を歩き回っていると、いつもと違ったものが見えてきますし、季節によって見つけられるものが全く違ってきます。
私が子供の時には見つけたことがなかった『ヤモリ』『ガマガエルの冬眠あけ』なんてシーンにも、都会の真っただ中でも出会うことが出来ました。

トカゲを見つけようと思ったら、普通に見回ってもいませんが、なぜか落ちているビニールシートや、コンクリートブロックなどをどかしてみると下にいる、なんてことにも気付けるようになります。
(息子の場合はやりすぎて、見つける嗅覚が半端ないです。いそうな場所をズバズバ探していきます。)

外遊びは運動だけではないので、自然の移り変わりや生き物についても肌で感じるいい機会だと思いますよ^^

道具を使う小さい子の外遊び

では今度は、道具を使って遊ぶ外遊びをみてみましょう。

定番である虫取りや植物採集などではない遊びをご紹介しますので、ぜひやってみてください。
カブトムシ採取やザリガニ釣りなどについては、かなりやりこんだ経験を書いているのでそちらをのぞいてみてください(笑)

カブトムシカテゴリーはこちら♪

靴とばし

飛ばしすぎ注意の遊びですね(笑)

自分の靴を飛ばす遊びですが、小さいころやりましたよね?
まわりを気にせずに靴を飛ばして、水たまりに突っ込んで怒られたりしたものです(笑)

靴飛ばしの中でも明日天気になぁれは『明日天気になぁれ』と言いながら、片方の靴やサンダルを飛ばすものですよね。
着地した靴が上を向いていたら翌日は晴れ、横を向いていたら曇り、靴底が上に向いていたら雨になると言われていますが、予報ではないのでアテにしないように(笑)

靴飛ばしは単純に飛距離を競うタイプや、真上に蹴り上げて高さを競うタイプなど色々なバリエーションがありますが、一番好きだったのはブランコに乗りながら飛ばすタイプでした。

小さいお子さんの場合は、普通に遠くに飛ばしたりして遊んだほうがいいと思いますが、小学生くらいならブランコに乗って遠くまで飛ばす方が盛り上がりますよね。
たまに足を振りすぎてブランコから落ちて泣いてる子もいましたので、気を付けてくださいね(爆)

輪ゴム釣り

公園の砂場で、砂山を作るときに輪ゴムを混ぜ込んで山を作り、その辺で拾った棒を釣り竿に見立てて砂山に挿し、ゆっくりと引き上げて輪ゴムを釣り上げるという遊びです。

輪ゴムが釣れても釣れなくても、枝が砂山から出たら交代します。
輪ゴムの輪を小さくしたり、棒を長くする、釣れなかったら〇〇まで走って往復するなどのルールを追加すると難易度があがりますよ。


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どこいき

地面に円を書き、何分割かに線を引き、相談しながら場所書き込みます。
全員が自分の石を持ち、少し離れたところから順番に石を投げそれぞれの目的地を決めます。
よーいドンで一斉に自分の石が指した場所まで行ってタッチして戻ってくるという遊びです。

この遊びは順番付けはしますが勝ち負けはありません。
行先によって有利だったり不利になったりしますので石を投げる場所を変えたり、行先を変えたりして遊んでくださいね。

パチンコ

公園に行くときは必ず持って行っていましたね(笑)
手製のパチンコ遊びです。

昔は駄菓子屋さんなんかでも売っていましたが、今はどうなんでしょう・・・?
私は自分で作っちゃいました♪

これは意外と面白いですよ。
まぁ、確実に男の子向きですが^^;

家の中でも遊べますが、やっぱり外の方が楽しいですね。
人が沢山いるところでは危なくて遊べませんが、とにかく色々なものを標的にして歩き回りました。

木や看板、大きな石など、目についたものを『狙え~!』って言って一斉に打ちます(笑)
息子のお友達が来た時も、一緒に連れて行ってあげたら喜んでくれました。
公園にはどんぐりが落ちているので玉の補充も心配なし。

危ないので石は使いませんでしたけどね。
どんぐりなら当たったら砕け散るくらいの破壊力があるので、取り扱いにはくれぐれも注意してくださいね。


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道具を使った小学生向けの遊び

もう少し大きいお子さん、小学生が遊べるものをいくつかご紹介します。
ここからは怪我をする可能性もありますが、それも含めて外遊びなので、自分が遊んできた遊びを子供にも教えていってあげたいなと思います。

ドーンじゃんけん

まず公園や、公園になくても小学校にはほぼ必ずあると思いますがうんていのよーいどんです。

両端からうんていを渡っていき、相手と出会ったところで体をぶつけたり足を絡ませたりして相手を落とす遊びです。
無理やり落とすと危ないなら、口でじゃんけんをして負けたら降りてスタート地点に戻ってからまたスタートします。

2人でも出来ますが忙しいので、何人かいるなら2チームに分かれて、仲間が落ちたら次の子がスタート、のようにすると面白いですよ。

うんてい以外でも、小学校の校庭の端っこに半分埋まって並んでいるタイヤとか、長い丸太の遊具などでも楽しめますね。
タイヤの上を地面を走るのと同じくらいで走る子もいましたよね(笑)
ものすごいバランス力。

タイヤの列を使うのも、丸太を使うのも、無理やり落とすと危ないので、基本的には『ドーン』と鉢合った場所でじゃんけんをして、負けたら降りるようにしましょう!

見た目危ないように見えますが、落っこちてけがをしても大丈夫なくらい丈夫な子供に育って欲しいです。

缶蹴り

缶蹴りは大好きでしたね!
ただ、息子はやれる場所がないからと全然遊んだことが無いようで、なんだかかわいそうな気がします。
空き缶はゴミ箱を見れば必ず入ってますから、拾ってくれば出来ると思うんですけどね。

大きな円を書いて、円の真ん中に空き缶を立てたら、鬼以外の子が蹴り飛ばします。
鬼の子は空き缶をを基の場所に戻してから数を数えます。
手を使って戻してもいいルールと、足だけで戻して立てないといけないルールがあるみたいですね。

数え終わった鬼は逃げた子供を探して、見つけたら『〇〇ちゃん見つけ!』と大声で言ってから空き缶を踏みます。
子は鬼に見つからないように空き缶に近づき、名前を呼ばれて空き缶を踏まれる前に空き缶を蹴ることが出来たら子の勝ちです。

ただ、鬼が空き缶に張り付いていたら、子は全然蹴れなくなってしまうので、鬼は初めに書いた円の中で待っていてはいけません。
子を見つけて、空き缶を踏むときだけ中に入ることが出来ます。

鬼は、空き缶を蹴られる前に子を全員見つけたら勝ち、子は全員見つかる前に空き缶を蹴ることが出来たら勝ちです。
鬼が勝ったら一番最初に見つかった子が次の鬼になり、鬼は空き缶を蹴られたらまた元の場所に空き缶を戻してもう一度鬼をやります。

子はみんなで同時に空き缶を蹴りに行って、全員の名前を呼ばれて空き缶を踏まれる前に蹴るとか、上着を交換して名前を間違えさせて空き缶を蹴るとか、色々工夫しました(笑)

外遊びは意外と楽しい!

私が子供のころは、かくれんぼや缶竹馬(果物のシロップ漬け缶詰の横に穴をあけ、長い紐を通した部分を持ち手にして缶に乗って竹馬のように歩く)などをやっていました。
外での遊び方は無限にあるし、自分が小さいころに遊んで楽しかった遊びと言うのは、大人になっても忘れないものです。
思い出になるような楽しい遊びを是非教えてあげてください。

あと、小学校で実施している運動能力テストか何かのデータで見たんですが、都会の子供、特に東京でいえば港区や中央区の方が、葛飾区や足立区の子供より運動能力が高いと言われています。
知っていましたか?

普通に考えれば、都心部より外で遊ぶ場所がある方が運動能力は高そうですけどね。
なんでかというと、都心部の富裕層の子供たちは習い事を沢山やっているから運動能力が高いんだそうです。

折角遊べる場所があるのにもったいないですよね^^;
みんな外で遊びまわればもっともっと運動能力も上がると思うんですけどね。

感性や自然の様々な知識、運動能力の向上、創意工夫する能力など色々なものが身につく外遊び
ゲームや自宅での勉強以外にも是非目を向けさせてあげてください^^