私は海が好きですが、今まで一度もクラゲに刺されたことがありませんでした。
目の前でミズクラゲが泳いでいても、怖いと思ったことすらなかったです。

大量にいると若干気持ち悪いですけど^^;

でも、息子がクラゲに刺されたことで、一気にクラゲに対する見方が変わりました。
恐怖と憎しみ・・・(笑)

その時のことはこちらに書いてあります。

≫ ≫ ≫ クラゲに刺されたら症状と対処法は?

折角の海水浴も、クラゲに刺されてしまうと大変ですし、楽しいものではなくなってしまいますよね。
ということで今回はクラゲの種類と毒がある危険なものについてお伝えしたいと思います。

そのうえで、海水浴でクラゲに刺されないような対策までご紹介しますね。

海水浴へ行く前に、リスクヘッジとしてご一読頂けると幸いです<(_ _)>


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日本の海で気を付けるクラゲの種類

まず日本近海にいるクラゲについてご紹介していきたいと思います。

毒性の弱いものから、徐々にやばいもの順にご紹介しています (≧∇≦)キャー!

ミズクラゲ


一番よくみかけるクラゲで、しょっちゅう砂浜に打ち上げられてますね(笑)
水族館などでも展示され、観賞用として人気があるクラゲです。

何気に触ったことがあるかもしれませんが、こいつも一応毒はありますのでご注意を。
ただ、ミズクラゲの毒は弱いので、ほとんどの場合症状は出てくることがありません。

とは言っても、子どもなど肌が弱くて敏感な場合は、かゆみなどが出る場合があります。

アンドンクラゲ

(写真参照:Wikipedia)

アンドンクラゲは、傘の部分が小さく3cm程度で20cm位の長い触手が特徴です。
その形が『行燈(あんどん)』のようなことから、このように呼ばれています。

日本近海では6月~8月頃に発生して、海流に乗って北海道まで到達します ( ̄◇ ̄;)エッ
透明の身体の為いることに気が付かず、痛みで刺されたことに気が付くことが多いステルスのようなクラゲです。

刺された時の症状は軽い方で、大事に至ることはあまりありませんが、刺されると『ビリっ!』した電気のような痛みが走ります。
その後ヒリヒリと火傷のような結構痛い痛みが伴います。

海でクラゲに刺されたという時、一番多いのがこのアンドンクラゲで、息子が刺されたのもコイツです。

カギノテクラゲ

(写真参照:https://www.mboso-etoko.jp/)

カギノテクラゲの毒性は強い神経毒を持っているやつです!

傘の大きさは2cm位で、触手も入れると大きいもので15cm位の大きさになります。
触手が『鍵の手』のように折れ曲がっていることからこのように呼ばれています。

日本各地に生息していて、藻や岩場、テトラポットなど浅瀬に多く生息しています。
アンドンクラゲに比べれば数は少ない奴ですが、発生時期は春先の3月~残暑のころ9月までと長いです。

毒性の割に、刺された時の痛みはそれほどないんですが、1時間から2時間くらいして痛みとともに痺れが出てきて、吐き気や頭痛、場合によっては痙攣や呼吸障害も起こします Σ(=゜ω゜=;) マジ!?

このようなケースもあるため、刺された直後は大したことがなくても、しばらく様子を見ることが重要ですよね。

カツオノエボシ


こいつも毒性が強いので要注意です。

青いビニール袋のような見た目が特徴です。
ヒドロ虫の仲間に入るので、実はクラゲの仲間ではなく、ヒドロ虫というヤバイのが集まった集合体なんです ( ̄◇ ̄;)エッ

ニュースでも名前が出てきて聞いたことがありますよね?
普段は南の海に生息しているはずなんですが、夏になると太平洋側の関東くらいまで来るようになっています。

アンドンクラゲのように、刺されると『ビリっ!』と電気のような激痛が走り、痛みの度合いはアンドンクラゲ以上でショック死する人もいるくらいです。
真水やお酢にも反応して毒を発射するので、刺されたからと言って真水やお酢で洗ってはならないやつです。

刺された後はミミズ腫れになり、痕が強烈なので残ってしまう場合も・・・

アカクラゲ


日本近海では北海道以南にいる、強烈に強い毒性をもった要注意な奴です。

その名の通り赤いクラゲで、傘は10cm~15cm、触手は長く40本以上もあります。
刺されると強烈な痛みがあり、火傷のような痛みが出てきます。

コイツの厄介なところは、乾燥した後(死んだあと)も毒が残っている事です。
砂浜に打ち上げられた死骸から、毒をもった刺糸が舞い上がっり、吸い込んでしまうとくしゃみが止まらなくなってしまいます。

最後まで嫌がらせするクラゲなので、死骸を見つけても近寄らないようにしてください。

ハブクラゲ

(写真参照:Wikipedia)

沖縄や奄美の海だけにいる、強烈な毒の持ち主です。

傘の大きさは10cmくらいですが、触手が1mもある厄介なクラゲです。
ハブの毒の数倍の強さと言われる毒を持っていて、刺されると激痛が走ります。
刺された後はミミズ腫れになって、6時間程度するとや水泡が出てきます。

刺されてショック死する場合もあり、呼吸困難から心肺停止するケースもあるほどです。

沖縄では、ハブクラゲが海水浴場へ入ってこないように、クラゲ防護ネットがされていますが、整備されていない海岸などでは特に注意が必要です。

お子さんがいる場合などは、プライベートビーチのように静かな海岸で遊ぶこともあるかもしれませんが、ネットがない為波打ち際まで入ってきます。

子どもが刺されると重篤化する場合もあり、ミミズ腫れの痕が一生残ってしまうこともありますので・・・

クラゲに刺されないための秘策

クラゲ防護ネットがある海を選ぶ

整備が進んでいる海水浴場には、クラゲ防護ネットが張ってある場所があります。

特にハブクラゲやカツオノエボシ、アカクラゲなど強烈な毒を持ったクラゲが多く出る地域では、主要な海水浴場には設置されています。

ただ、プライベートビーチのように静かな小さい海水浴場を狙っていくと、ライフセーバーもいなくクラゲ防護ネットもありませんよね。

ノーガードで助けもないところで遊ぶのは、知らず知らずのうちに三途の川へ近づいているということを認識しましょう。

また、たとえ防護ネットがある海水浴場でも、ネットに近づかないようにすることです。

ネットを触れば、ネットにくっついているクラゲに触ってしまうかもしれませんし、ちぎれた触手に当たる可能性も高くなります。

無理に遠くまで行かないように注意してください^^

肌の露出を少なくする

クラゲに刺される面積を減らすことも有効な対策ですよね。

水着は肌の露出が多すぎるので、日焼け防止にもなるのでラッシュガードなど上に着てから海に入るようにしましょう♪

特に小さいお子さんが刺された場合は、大人よりも重篤化する可能性が高いです。
身体が小さい分、毒の割合が大人より大きくなるので当然ですよね?

お子さんにはラッシュガードは必需品です!

クラゲを寄せ付けないクルームを塗る

最後に秘策です。
クラゲよけのクリームがあるのはご存じでしたか?


イスラエルで開発された日焼け止めクリームで、お子さんでも使えるものがあります。

クラゲを寄せ付けないのではなく、クラゲに仲間だと思わせるんだそうです。
エサや敵だと認識したものに対して攻撃するので、それを防ぐという発想ですね。

『そんな方法があるのか!』と感心する、秘策と言えば秘策何ですが、もちろん完ぺきではないと思います。

クラゲの刺胞は刺激によって毒を発射しますから、クラゲに攻撃の意図がなくても、泳いでいて触ってしまったら刺される気はします・・・

肌が露出しているところに塗るのは、日焼け止めの効果もあるし良いと思いますが、信じすぎるのも危険だとは思います(笑)

まとめ

海水浴など、身近な楽しみの中にこんな危険があるなんて、知らなきゃよかったって思っちゃいますよね^^;

怖くて海に入れないってなってしまうかもしれません。

でも、何事も怖がっていたら『いきなり車が突っ込んでくるかも!』って、外にも出られなくなりますからね(笑)

クラゲ防護ネットがある海岸なら、相当リスクは低くなると思いますし、ラッシュガードを着るなどしっかり対策を行って楽しんで来てください。

特にお子さんがいる方は、刺されてしまうと大変ですし、見ていて本当にかわいそうで辛いですので、特に注意してあげて下さいね。

では、今年も海水浴を楽しんでください!