金魚すくいの金魚を持って帰ってきて、ようやく落ち着いたと思ったら『金魚が病気に!?』というのは本当によくあると思います。

我が家も毎年のようにお祭り周りをして持って帰ってくると、はじめは結構な頻度で何らかのトラブルがありました。

よくあるのが金魚が白くなったり、尾ひれがぼろぼろになってきたりして、その時は結構大変でした(>_<)

我が家ではこの2種類しかありませんでしたが、他にも金魚がかかりやすい病気はいくつかあるので、病気の種類と対処法をまとめてみました。

では早速金魚すくいでとってきた金魚がかかりやすい病気と治療法についてご紹介させていただきます!


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金魚の病気の種類と対処法

金魚がかかる病気は沢山ありますが、かかりやすい代表的なものについて解説していきます。

これかな~、思ったらホームセンターやペットショップなどへ症状を伝えて相談してみてください。

ある程度の大きさのお店であれば、対処できる薬があるはずです。

では、早速見ていきましょう。

尾ぐされ病

尾ぐされ病は我が家の金魚感染率No.1の病気です。
一般的にもかかりやすいカビや細菌が原因の病気です。

症状はそのまんまで、各ヒレが白く千切りの状になってしまいボロボロになります。

傷口などから感染するらしいので、元気な金魚であればうつりにくいと言いますが、我が家では1匹発症すると何匹かは確実に感染します^^;

感染は全部ではないので、ストレスがかかっている個体や、弱っている個体が感染しやすいと言えます。

水槽内で尾ぐされ病にかかっている金魚を見つけた時の対処法としては、まずバケツなど別の容器に移してから塩を投入します。

金魚と塩についてはこちらにまとめていますので、参考にしてください。

≫ ≫ ≫ 金魚に塩水浴のやり方!病気や弱った金魚に良いって本当か?

直接治すわけではありませんが、金魚に免疫力を与えましょう!

これでしばらく様子を見ますが、なかなか治らない場合は、治すための薬を投入します。
私はホームセンターの方に聞いていつもこれを使っていました。

投入から2週間くらいでかなり回復した記憶があります。

白点病

白点病は我が家では1回だけなったことがありますが、これが金魚の病気で一番メジャーらしいです。
水質の悪化が原因の一つと言われています。

金魚の表面にポツポツと白い斑点が見えるようになり、そのままにしておくとどんどん全身に広がっていきます。

金魚の皮膚の下やエラに寄生した寄生虫によるもので、金魚の栄養を吸い取ると水中に出て分裂により増えていき、また他の魚に寄生していきます。

金魚は白点病にかかると、かゆくて体を砂利や水草などに体をこすりつけるようになるので、すぐにわかります。

春先や秋口など季節の変わり目で、水温が15度前後の時に発症することが多いと言われています。

こんな原因があるので、まず水が汚れていたらきれいにしてあげてください。

そのうえで、水中用のヒーターがあれば25度~30度くらいにしてあげます。
水温を上げると、金魚の中にいる親の寄生虫が水中へ出てきます。

外にいる子と出てきた親は薬を投入して駆除します ( ̄ー ̄)ニヤリ

ここでももちろん金魚の免疫力を上げるために、塩を0.5%にしてあげると回復は早くなりますよ。

薬を投入するだけでは意味ないので、そもそも金魚に元気になってもらうためにも、水槽の水が汚れていたらきれいにしてくださいね。

白雲病

白雲病も寄生虫による金魚の病気です。

金魚の表面やエラに寄生し、金魚を刺激することで出てくる粘液を食べて増殖していきます。

このため、体の表面やヒレなどに、異常分泌された粘液によって白い濁ったものに覆われてきます。
そのままにしておくと、1~2週間で金魚は衰弱して死んでしまう、進行が割とはやい病気です。

エラに症状が出た場合は、白い膜により窒息してしまいます・・・

治療方法としては、別容器に移して塩水浴を行い、改善しないようなら薬浴に変えます。

薬はこのメチレンブルーが効果的です。

水カビ病

水カビ病は字のごとく、金魚の表面やエラなどに白い綿のようなカビが発生し、徐々に腐ったようになってしまい、衰弱死します。

菌類なので、傷口などがある個体の金魚へ感染していきます。

まず、水の中にある菌をどかさないといけないので、水の入れかえを行ってください。

その上で、別容器に移した金魚に、先にご紹介した マラカイトグリーン液メチレンブルーで薬浴させて下さい。


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松かさ病

松かさ病は結構厄介な病気で、治療しても治らない場合も多くあります。

細菌性の病気ですが、やはり水質が悪いとかかりやすいと言われています。

症状は金魚の鱗が逆立ちするようにバラバラと荒れてきて、松ぼっくりのような状態になってきます。

ヒレや尾も荒れてきて、身体が膨らみ目が出てくるようなこともあり、内臓の機能不全などで死んでしまいます。

対策は難しいらしく、初期段階で発見し経口の薬を与えると治る場合もあります。

進行していると他の金魚への感染はあまりないようですので、別の容器に分ける必要はなさそうですが、見守るしかないかもしれません。

薬で治療を目指すならこちらのエルバージュを与えてください。

転覆病

最後に転覆病ですが、琉金やランチュウなど太った形の金魚がかかりやすい病気です。

他のブログでは、ドジョウが転覆病にかかって死んでしまったというものも見たことがあります。

文字通り金魚がひっくり返って泳ぎ、水面近くをプカプカ浮いたりします。

水底でひっくり返って動かなくなったりもします。

治療法は有効な薬が無いので、完全に対処療法になります。

消化不良や水温の低下が原因ではないかと言われている為、まず個体を別容器に移し塩水浴に切り替えます。

この時はもちろん絶食させますので、1週間くらいはエサをやらずにお腹の調子を戻すようにしてください。

ろ過できないので、水をこまめに替えるかフンを取り除くようにしましょう。

≫ ≫ ≫ 金魚に塩水浴のやり方!病気や弱った金魚に良いって本当か?

金魚すくいでとってきた金魚で気を付けたいこと

最後に金魚すくいの金魚について気を付けてもらいたいことをお話ししますね。

我が家で一番ひどくて、何度かあったトラブルは、感染して他に広がってしまったことです。

特に気を付けてもらいたいことなんですが、昨年以前に金魚すくいでとってきた金魚に、今年とってきた金魚をいきなり混ぜること。

金魚すくいの金魚は、病気を持っていることが結構あります。

いきなり水槽に入れず、その前にまずメンテナンスして入れないといけないんですが、これをしっかりやっておかないとひどいことになります。

金魚すくいでとってきた金魚を、3~4日バケツで管理しておき、メンテナンスが終わったころに水槽に入れました。

水槽にはもう何年も前に採ってきた金魚が数匹入っていて、大きさも20cmを超えるものもいたんです。

それが・・・

新しい金魚を混ぜて数日後、ことごとく尾ぐされ病に! (*>▽<)o キャー!!!

メンテナンスをしたつもりでしたが、まだ甘かったのかな・・・

何もいない状態で、初めて水槽に入れるならこれくらいで良いと思います。

でも、その前に飼っている金魚に混ぜる時は、本当に要注意です。

もっと日数を見てから混ぜた方がイイですね。

この時は、薬を入れて事なきを得ましたが、へたをしたら全滅するところでした^^;

まとめ

病気の主な原因は水質の悪化と水温の変化、それにエサのあげ方にあります。

春や秋など水温が変化するタイミングでは、病気になりやすい傾向があります。

水温が急激に下がるタイミングなどでは、水中ヒーターの導入も検討したほうがイイかもしれませんね。

また、水質の悪化はどう考えても良くないので、せめてフィルターはしっかり交換して、水質を維持するように心がけてください。

ちゃんとメンテナンスしてあげることで、病気にはかかりにくくなりますから、まずは予防からしっかりしていきましょうね。

という事で今回はこの辺で。
他に金魚の飼い方など、基本的な事もまとめているので、良かったらそちらものぞいてみてください^^